2014春の三陸ツアー後編 大船渡 陸前高田

d-chiba2014-04-11

●3/22 大船渡オーシャンビューホテル丸森
栗村君カァサンの朝ご飯を頂き、今夜の作戦を練る。会場がホテルの大広間なので、エレキギター感を出したく、ホテルの若頭でギタリストのユウスケさんからGアンプを借りることに。
15時にリハ入り。PAは地元のプロ・片山さん。会場が特殊なので最初ハウリングに悩んだが、片山さんの腕で克服、さすがだ。
大船渡湾が一望できるホテルで見た夕暮れ。パープルゾーンだったなぁ。

19時、ギリギリ間に合ったチバーバー君のパンツ一丁な飛入りからスタート。
震災後沖縄から大船渡に帰ってきた女性シンガー、束ちゃんの深いアコースティック、やるじゃん。
そして俺。昨日のやや遠慮したライブの反省から・・・骨肉ビールSEで脇の階段から登場、まずファズギターで不穏に開始。
《演目》UMA2014、夜な夜なキムヨナ、野良牛の冒険、雪に小便、ぽんぽん、パープルゾーン、あまちゃん、サバ道、サンマとサバの恋の唄、トダシネ
全10曲50分、シャンデリアの下で暴れたぜ!な感触。

だがトリ登場、遠藤ミチロウさん。それまでの全てを吸収して大きくなるブラックホールのような人だ。アンコールは俺が借りたGアンプも使って「メシ食わせろ大船渡編(三陸の幻想?)」には恐れ入った・・・。

打ち上げは仮設屋台村の隣、プレハブ横丁ハッスルに移動して。この界隈の「どうにかすっぺ!」パワーには俺もテンション上がる、ここから始まる感がある。大船渡のクセモノ達が集い長い夜。








●3/23 陸前高田ジャズタイム ジョニー
ミチロウさん、ハカイダー、栗村君と車2台で15時にジョニーへ。由紀子さんの濃厚なコーヒーを頂く。
俺的にはこのツアーライブ最終日。そして正直苦手な生音ライブ。苦手で終わらせてはイカン!と、コーヒー飲んだら店脇の空き地でアコギの練習。遠くに奇跡の一本松を見ながら(トップ写真)。



19時半、開演。ミチロウさんワンマンに飛入り前座という形だが、30分演らせてもらった。
《演目》野良牛の冒険、ぽんぽん、パープルゾーン、岩手の男、あまちゃん、サバ道
震災後の海を愛したく作った、パープルゾーン。15年前に亡くなった実父(岩手千厩出身)に生前に贈った曲、岩手の男。この2曲は演っている最中、自分が震えそうだった。音楽、歌は怖い、そして強い。
終わったらミチロウさんが握手を求めてきてくれて「チバ生アコギ良いよ、エレキより良い!」と。嬉しかったが、状況によるかな(^_^;)。今年は何回か試してみよう。

そしてミチロウさん。やっぱりブラックホールだぁ。中盤からフラフラしつつも「まだ終われない!」と、途中椅子に座っても演り(初めて見た)、結局2時間半も。その執念・・・
もう存在が、演りザマが生きザマが、ライブなんだな。会場、もっと演って!と、倒れないで!の矛盾した危うい空気がどんどん濃厚になっていく。
俺が自分表現に今求めるモノではないが(つーか無理(笑))、10年後にあの深みが出せるだろうか?・・・今は考えずもっと暴れよう。

打ち上げ、由紀子さんの手料理で。飲んでるのは俺だけか(^_^;)。しかしライブ終わったミチロウさん誰よりも饒舌に、三陸を盛り上げる大胆アイデアを語りまくってくれた。恐るべし底パワー。

24時過ぎ。ミチロウさんは唐桑から来てくれた友人の家に。彼は明後日から八戸、久慈とツアーは続く。俺とハカイダーは東京へ向けて。栗村君は大船渡へ。今は星ばかりが輝く深夜の陸前高田で別れた。


ハカイダー運転で午前中には東京に戻った。大船渡ソング「トダシネ」の歌詞展開で盛り上がりながら。
ほとんどの写真by栗村君。そしてハカイダー、お疲れ様ありがとう、また!!


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