3月11日、高円寺ペンギンハウス『吠えろ人間』

d-chiba2014-04-04

福島いわきライブ翌日の3.11.は昨年に続き東京でイベントすることにした。
昼過ぎに車で東京戻り、急ぎ荷物を換えて高円寺へ。
店入り前の15時、一人で5分間黙祷。そして祭りに向けてリハだ。
昨年は『吠えろ東京』タイトルでの開催だった。しかし東京って半分は、金や地位や娯楽の為に集まった異郷人の街。ちょっと困ったら引っ越せば済むという生活感は、地方都市と根本違う。俺も含め。
東京が吠えたというより、東京で吠えた感が強く。誰が?人間が。ならそれも良いだろうと、今年はズバリ『吠えろ人間』に。
都合と金と野心で渦巻く東京こそ、剥き出し人間吠えが聴きたく。宮城と岩手からもシンガーを招いた。歌はどっち向きでも良い、どこまで覚悟して放てるか。


19時スタート。

●藤原愛・・・オープニング15分間、彼女の沈黙ピアノ愛をお願いした。厳粛に始まった。

●Ikasama宗教・・・宮城石巻出身、仙台在住。尻踊り等笑いを交えながら「生存の轍」と「放射能が怖くてメシが食えるか!」は痛烈に響いた。

●young mind soul・・・東京の長い音楽仲間。ずっと前から社会派ロックンロールだけに、いわゆる反●●と切り口は違う。彼らなりのロック魂を貫く。

●菅原年・・・岩手平泉から招いた。全身豹柄が田舎モン臭い、を実は良く分かってのパフォーマンス。希望絶望を越えた“生き様”を体重乗せて歌吠え。



●青木マリunit・・・東京の長い音楽仲間。子供二人を生み育てながら完全復帰した彼女の、生の讃歌が交響した。

田中眞紀子・・・重深ピアノシンガー。震災後活動を東京から福島中心にした彼女、原発事故に端を発しての文明の矛盾への怒りと未来を込めた。

●チバ大三・・・「パープルゾーン」「サバ道」。そして眞紀子さんピアノ参加で「野良牛の冒険」「ガレキロック」。少しづつ、俺自身が311を受け留めることが出来てるかなぁ。
この夜の動画を、いわき在住サチ丸の友人がアップしてくれた「サバ道」
http://youtu.be/bg9OhiVBfhw

沢山の集ってくれた方、ありがとう。客席からも“吠え”が伝わったよ。
来年もきっと東京で開催するだろう。


チバ大三ライブ予定は
http://8614.teacup.com/daizo/bbs/582