2013年2月9日〜、雪に小便ツアー後編

d-chiba2013-02-28

★2/9秋田市LIVESPOT 2000
昼に起きて、晴れていたのでもう一度秋田の海に挑戦(^_^;)
しかし寒さと時間限界で、20分ほどで断念ボウズ。店まで車で送ってもらい、バタバタとリハ。秋田はよく来ているんで、安心して遊び過ぎたかな・・・
LIVESPOT 2000は過去4回出演させてもらっている。昨年夏にはチバ企画『吠えろ東北!夏のなまはげ祭』をさせてもらった。岩谷さんという女性店長が力強く地元バンドを盛り上げている。
今回は事情により間近にブッキングでお願いしたが、快諾してくれた。
WATER SLIDER。地元の若手バンド、激しくもツインボーカルの絡みが面白い。
俺。この頃から左足の甲の小さい傷がズキズキし始めていたが、ライブ始まると関係なくなっちゃうんだよな。左足鈴の響きがとても良いので、いつも以上にシャンシャンと。
終わったら空腹と、急に寒気がしてきたので(釣りのせいか・・・(>,<))、温かいそばを探しに外へ。これが無くて探し回った。
戻ると地元の男女二人バンド、KIBA の後半。妖しい感じでもっと聴きたかったなぁ。
トリは東京からのツアーバンドBlandel。いかにもなお客への煽り方に苦笑したが、そんなお約束が好きな人が沢山いるのも事実だよな、と勉強?させてもらった。
「鍋で打ち上げね」と誘ってもらったが、寒気と左足に不安を覚えたので、珍しく参加せず宿へ。残念・・・(ToT)
酒は飲まず熱い風呂に入り、傷を消毒し。
外国人のお客さんに「I Like your performance! But You are too high,・・・too full.」みたいな感想をもらった。過剰でお腹一杯、みたいな意味か。歌詞分からなくても何か伝わっている事は嬉しかったなぁ。



★2/10北海道函館オウンゴール『カラクリナイト』
朝8時30分秋田駅発、のはずが、雪の線路点検で40分遅れて出発。次の乗り換えに間に合わんぞと不安になったが、乗り換えの青森駅から臨時電車が出てくれた。融通利くじゃん。
安心したらどっと眠くなり、気づいたら北海道。青函トンネルを見逃した。
函館まで海沿いを電車は走る。東北と違って山が少ないのか?海と陸がなだらかに繋がっている。
午後2時頃に函館駅着。雪は青森秋田より少ない、風は弱くても冷たい。盛岡に近いか?
駅付近は人が多い、賑っているなぁ。後で聞いたら札幌雪まつりの流れの観光客、そして日本人よりアジア系外国人が多いらしい。
今回は、紹介で地元のバンド「夢の島の二階」がイベントを企画してくれた。まだ会ったことが無かったが、東京で何度か競演したおしょうが函館に帰ってやってるバンドも出ることになり、心強かったな。
広めのライブバーに機材を持ち込んでのイベント。スタッフも自分らで。ここも、やっているなぁ!大変だけどそういうの好きだ。
セラミック629。BReak BRain。どちらも女の子バンド、バンドが楽しくてしょうがない感じに場が賑う。
野坂祐太朗。泉山亮太。タイプは違うがどちらも静かな痛烈弾き語り。
おしょうのバンド、オニギドガ(左写真)。この店でデスメタルかい?その分環境の整ったライブハウスより彼らの情念はビンビン届いた。おしょうは東京ではデスメタルを一人で、打ち込みも無く演っていた。根っこ変わらず、函館で拡げたなぁ。
夢の島の二階(左写真)。ナマで観るのも初めてだが、二人バンドでアバンギャルド。ボーカルの狂喜キャラと奇特声、ドラムの叩きっぷりの痛快さ。
ここまで来て企画名『カラクリナイト』がなんとなく分かった。実にいろんな色が楽しめる万華鏡のような夜。
俺。初函館ライブ、トリでなくて良かったんだけど・・・チバ色を発しまくるしかない過剰に!
終演後、店は通常営業に。裏の楽屋で持ち寄りで静かに打ち上げ。それもまたアジトで企んでいるようでカラクリナイト。酒を控えるはずが、ついつい・・・



★2/11 札幌161倉庫
まずは朝10時開店の薬局へ。左足の甲がいよいよ腫れて痛い(>,<)
ゴツイ安全靴は雪道には良いが、こんな時困る。二度と無い事を願うが。
11:30発の高速バスで札幌へ。同県の都市間高速で4時間半もかかるのは他に知らない。これで釧路や網走なんて行ったら・・・あらためてデカイわ北海道。
車窓から眺める冬の景色、基本丘陵な感じ。山か平野の東北と違う。樹木も違うんだろう、雪の付き方が違う。同じ北国でも新鮮。
札幌着。今回で一番雪が多い、風も冷たい。やはり雪まつりで人が多い、今日が最終日らしい。まつりは行かず161倉庫へ。今回で出演は三度目。札幌の解放区か毒巣のような店。過去二度とも競演したヌルマユ永井が今回居ないのはちょっと淋しいが。
御曼けゑ志(写真)。ここのボスであり、毒笑フォーク・シンガー。何度か観ているが今夜はライブ百戦錬磨の巧さを感じた。まだ飲んでなかったからか?
伊藤佑太。毒叩きドラム・シンガー(?)、そのセンスは斬新。話すと実に真面目。
山田駿旗。毒走ロッカー、高速カッティングにして歌は生臭い。
佐藤礼央。毒話ベースおたく、または錯誤の天才。話しても同じ。
ある意味『雪に小便ツアー』最終日らしい、変態シンガーが揃ったモノだ。でトリ俺ですか。左足に足鈴付けてシャンシャン・ギャーギャー行きますか。
「アンコールは二曲やってもらわないと、残業代高いよ!」とボス言うので、即興で一曲「残業」3秒で終了。「トキメキニシス」を最後らしく思いっきり!したらエンディングで内臓吐きそうになり(^_^;)空腹で良かった・・・
隣接する「もりも亭」の美味しい料理で打ち上げ。翌日平日なのに朝まで行くとは(@o@) 愉快でしたな。
翌日は雪まつりの氷彫刻破壊、が裏観光らしい。それ見たかったなー。



★2/12 札幌→東京練馬
予想通り、左足腫れは悪化。ゆっくりゆっくり雪道を歩き新千歳空港へ。
過去のツアー途中でノド潰したり爪が割れたり風邪ひいたりはあったが、足に来たのは初めて。まぁ生きて動いてりゃ何かと問題はあるわけで、問題と付き合いつつ、やる、だな。
安全靴先に鉄板が入っていて空港ゲート金属探知機に反応し、混んでいる中で「脱げ」と言われたのには凹んだ。今脱ぐの大変なんよ、イテテテッ。
飛行機が飛んで1時間半で成田空港。速過ぎねーか?雪は全く無く、嘘のようだが本当なのは、足の痛みは変わらずで。
夕方に自宅のある練馬に着き、そのまま病院に行き医者に驚かれ。
完治するまでこのツアーは終わらないのだった。


〜終わり〜