11/9〜岩手青森福島ツアー・前編

d-chiba2012-12-06

晩秋の東北へ。今回はライブだけでなく観光も兼ねた。

●11/9 岩手宮古KOUNTER ACTION
宮古は高校まで住んでいた盛岡から一番近い海がある港町。高校時代も実家に帰った時も、泳いだり釣りしたり何度も行った町。津波の甚大な被害を受けたが、それがきっかけで初めて本格的ライブハウスが
出来た。マイナスをプラスに転嫁するのがライブの基本だ。
平日のD・J night に一人ライブ参加させてもらう事になった。
盛岡から山間を単線で走り抜ける山田線で宮古へ。話に聞いていた駅前の「ホテル・ビッグウェーブ」を確認。シャレなんねー(^_^;)と思いつつ、港町の人は強いのかなぁ、と。俺は古い旅館に泊まった。広くゆったりした和風で和んだ。

KOUNTER ACTIONは駅から7分くらいか?津波で周りヤラれた中に出来立てホヤホヤ。贅沢なライブ環境であった。
地元のD・Jの後に、俺ライブ。翌日ライブするBRAHMANのボーカル・トシロウ氏が、今夜俺のあとに特別D・Jという事で、BRAHMANファンの地元若いお客さんがけっこう来てた。俺は正直けっこう引かれてたが(
苦笑)、目先のウケよりライブパワーを現し続けられたと思う。遠くに宮古・蛸の浜で釣ったドンコを想いながら。
終わって地元の30代?酔っ払い客に「チバさんのアングラはクズのクズだよ!俺もだからさ、サイコーだよ!」と。こういうアホがどこにでも居るのが、嬉しいねー。俺はクズの叫びを極めよう。
そして隣町(といっても田舎で隣は遠い)岩泉から、知人の紹介でニタロウ氏が来てくれた。初対面だが初対面じゃ無いように話が盛り上がり。ニタロウ氏は田野畑で民宿をやり、夏には田野畑音楽イベントを開催している。来年は田野畑だな。
http://youtu.be/RHpVKi9jUZQ←ニタロウ氏がチバライブ宮古の動画をアップしてくれた。

イベント後は居酒屋で打ち上げ。店スタッフはやはり港町の人だけあって豪快で、ホテル・ビッグウェーブの話をしても笑っていた。BRAHMANメンバーは真面目で好感。宮古の海鮮料理を沢山ご馳走様!


●11/10宮古→青森八戸
まだ乗ったことが無かった三陸鉄道北リアス線経由で。駅でまず驚いたのは、三陸鉄道キャラはイケメンアニメキャラ。鉄道ダンシの他に萌えキャラの鉄道むすめも。若者へのアピールに苦心してるんだろうなぁ。
単線1両で、リアス海岸沿いを進む。宮古では見れなかったが田老の津波被害状況などを電車から見た。
小本から田野畑までは不通。バスが出ているが時間がズレてしまったので、他の乗客と相乗りタクシー。
途中、落ちたままの陸橋を複数見て、これじゃ当分不通のままだよな、国は何をしてくれているんだ?・・・

田野畑駅着。カンパネルラ田野畑、駅がカワイイ。電車の装丁もだが、東京のような「移動のため」だけでない電車への愛情が嬉しい。それだけ大切なんだ三陸鉄道



終点の久慈駅、構内の立ち食いソバ屋で、久慈名物・琥珀(こはく)をイメージした琥珀ソバを食。






乗り換えて八戸を目指す。リアス海岸的断崖は減っていくが、これまた北の海の厳しさがビンビン来る八戸線
午後3時、八戸駅着。東北で有数の大きな港町。レンタカーを借り下北半島を北上。




三沢の農地や草原の一本道の先に突然、最初の目的地・寺山修司記念館があった。大きくは無いが豪華、ファンとしてはたまらない濃密空間で、30分滞在予定が1時間以上居た。客は俺だけだし(笑)




すっかり暗くなった中を更に北上、六ヶ所村まで。建物密度が薄いわりに、アスファルトが整っているのと、街灯が青いLED。道だけは近未来的。あと村役場や運動公園事務所も立派、時間遅くて入れなかったがもちろん原燃PRセンターも。寺山記念館の豪華さも想像出来た。原発の恩恵あなどれず。
恐山は今回あきらめて、八戸に戻り。港そばの居酒屋パンションに泊まる。タコやイカの港ならでは珍味を満喫。

明日は今回ツアーのきっかけになった、津軽中泊町音楽フェスティバル(三上寛プロデュース)。
続く