枯れる楽しみ

耽美的なモノが好きなわけではない。どちらかというと耽美よりは猟奇、ホラー、サスペンスなムードに惹かれる（あくまで作品物として）。
宮西計三の絵・漫画は、その境目を縫うようにして独自な道を進んできた。時に童話のように優しく、時に凄惨である。が一貫して繊細な線がキラキラ輝いている。（写真はチラシ、本物はこんなモンじゃない）
そんな宮西さんの個展、開催前にちょっとお手伝いしたんだが、やっと本番を観に行けた。現場帰りのボロボロ作業着で失礼（笑）。
素晴らしい作品群の中で、宮西さんのパートナーで舞踏家の薔薇絵さんが静かな踊りを展開していた。平日の夕方お客は俺だけ。
二度とないだろう、静かで凍りつくようで熱い？一時間をそこで過ごした。一言も会話無し。
薔薇絵さんも、誇張や言い訳がない自然でいて独自な表現を続けている。
ありがとう！という気持ちで一杯になり、場を後にした。
その後メールでやりとりしたが、俺の存在を気づかなかったらしい。
ツアー続きの俺の体調を気づかってくれつつ「やりたい時倒れるまでやった方が、枯れるのも楽しめるね」と、スケールでかい事言うんだなぁ。
宮西計三・個展（不定期に薔薇絵舞踏あり）は７月５日まで、浅草橋パラボリカ・ビズで開催中。

【チバ大三・次のライブ】
★７月１日(木)神楽坂EXPLOSION
TEL03-3267-8785
店企画『螺旋の表層』
open./start. 18:30/19:00
adv./day. 2.000/2.300
【出演】組織暴力幼稚園、ザクスカル、チバ大三、遥
※爆音系の店でのソロnight。３番目、20時20分頃から出演。
２日からは東北北海道！