アピアで爆音

d-chiba2009-09-29

初の、アピアに血刃了の出演。
俺にとっては渋谷アピアも、今の碑文谷アピア40も一緒である。スタッフが一緒だから。
俺ソロでの渋谷アピア出演は長い。しかし今回は、特別な意味を持つ。

俺は20代の頃、ギター音量デカめなバンドの、ギターボーカルをしてた。それが普通だった。
そんな俺が、バンドの運営に疑問を感じ、ソロでアコギ一本で歌ってみたいと、アピアのオーディションに行ったのが27歳の頃。
勢いで行った。友人がゴミ捨て場で拾った白いアコギを貰ったのもきっかけ。それにギターケース代わりにセーターを着せヘッドに靴下をかぶせ、山手線で渋谷へ(笑)
それから、こんなにソロ歌世界にハマるとは、ね。
続けていくうちに、足鈴導入、アコギからエレキへ、ファズ導入、と、一人でもバンド的発想に変わっていったが。
その過程を見られているアピアだけに、ファズ(ギター音歪み装置)を使うたびに、他の店と比べて、遠慮があった。
「いや、爆音で歌世界を誤魔化しているわけじゃないよ、内容上爆音の方が合うかな?と・・・」と、勝手に理由を頭に描いていた。
そんな事を考える理由は、バンド時代に俺がアイマイな部分は爆音に逃げていたからだろう。
血刃了。ドラムのリョウ君は、アピアは2度目だが、大所帯でなくストレートに自分を出すのは始めて。
彼のドラミングの繊細さも魅力だが、全身全霊込めた爆音も魅力の一つ。
本日、俺のアピア14年目にして、「爆音が必要である」ことを明確にする時がやってきた。

【演目】
1.サドマゾ合戦
2.おめあて
3.トキメキニシス
4.王様の乞食
5.I Stand Here
血刃了的にベタな選曲で臨んだ。でも予想通り、この店は他のロック系ライブハウスと響きが全然違うんだな。
終わって、HDくんFRさん、と飲んでいたら、マスターも参加。
血刃了についてや、爆音や、アピア40について等、よく語っていただき、感激して終電逃しました。
その分タクシーでね、HDくんとリョウ君と俺で、また本音話が出来てオモロかったね。

アピア40、俺なりに絡み盛り上げる方向。店長&マスターと意志の疎通が出来たんで、年末か年始から始まるかも。