結実へ

ようやく収穫出来るようになった、狭いベランダのプチトマト。
今日ありがたく赤いの頂きました。
思えば良い結果を得る為に、間引きや脇芽摘みや、人間の都合で世知辛く痛い気持ちにもなったが（それは続くが）、
植物は成長や結実の結果が明らかで、嬉しい。
最近種を蒔いたワイルド・ストロベリーも、芽が出てからの育ちが目に見えるようだ。
俺の場合、食べる事がまず目的なので、花より団子なのだが。それは釣りも一緒。
東京暮らしで日々謎の食料で“生かされている”感覚がある俺なので、時々は食の根本を感じたいのだ。
その食料が「生きていた」事を感じて食べたい。ありがたく。味付けは簡単な方が良い。

いよいよ本気で向かわなければならないＣＤ作りに絡んだ事等で、ちょっと悶々としていた。心がグラグラしていた。
しかしとにかく、出来る事をするのみなのだ。
夜、久々に一人でスタジオ入り。俺を決定的に衝き動かす何かが足りんのだ！と、気持ちのままに歌い叫び、デカ目の音でギターを弾いた。
少しはスッキリ。ここに俺の居場所はまだある、と。
植物のように、ひたすら水と養分を吸い太陽を受け取って育っていくようには行かない、俺は疑心暗鬼で不自然な人間の一人だが。そういう人間なりの本性と希望を。
これからなるべく毎日、スタジオ入ろう。