チバサバ西へ!ツアー 前編(静岡→大阪→滋賀→京都)

d-chiba2013-05-11

今回のツアーは2年ぶりに大阪独唱パンクを開催しようという話から始まった。
2年前といえば3/21。東日本震災直後で、最初は大阪に着けるかも不安。そして大阪十三ウォーターの前でリハ後にも電話で岩手の母親と話したり。
まぁ集中力の無いダメライブだったが、今思えば15年前に親父の葬式の日に敢行したライブに負けじと、忘れられないライブだった。
そのリベンジ関西ツアーを昨年5月にもやったが、まだまだ演りたりない。
3月も行ったが今回はガッツリと。
花粉が納まった頃になるとチバが西にやってくるのは今後も続くだろう。



★4/26 静岡市UHU
今回は各駅停車の旅。まず、昨年秋に初めて伺って、俺の機材トラブルで不本意だったUHUからツアー開始。
昨年は車だったので知らなかった静岡駅前繁華街、表と裏がほどほど混じり、豊かな感じだなぁ。
そんな街中でUHUも。メッセージを柔らかい響きの中でじっくり伝えようとする演者が多い気がする。
特に印象に残ったのは、会津里花と丸山研二郎。心地良い音の中にそっと主張がある。
前座のゼンザエース(笑)こと店長シンヤさんは、岩手釜石出身で大阪暮らしを経て今は静岡で店を背負っている。その東西を渡り歩いたパワーが店をオモロく支えているなぁ。
←店の各所にさりげなく。岩手の者としてはホロリと来る。
打ち上げは居酒屋で、御当地イルカ肉やらカツオ内臓やら珍味三昧。
でもUHUで御馳走してもらった獲れたて桜海老が一番美味しかったかな。





★4/27 大阪十三club Water
二年ぶり、夜士郎主宰での独唱パンク。
夕方に十三に着く。先月も来ているし一番大阪で来ている街。雑多が馴染むなぁ。商店街のCD屋はこんな感じ。
実は今回、不覚にも俺が独パン旗を忘れてしまった。忘れたで済ませてはいけない事だ。悩んだ結果、チラシをなるべく大きくコピーしてバックに貼る事にした。それでも小さいなぁ(>_<)

トップ夜士郎(写真)、繊細な歌世界ながらどんどん勢いを増して。
剛兵太(三重)、そこから一気に図太く腹にボディーブロー。
函館くん(東京)、軽快さが持ち味の彼は全力で軽快に走る。
市村マサミ、純大阪的?な発想の詩で日常を陽気に酔わせ開く。
俺はここWaterでの2年前をちょっと思い出しながら、また演れることに感謝と感激でやたらニコニコしていた気がする(笑)
沢山のご来場感謝!春子ちゃんや魔王も来てくれた。お互い活動も生活も変化し続けながら、再会できるって本当は凄い事だ。
そしてマサミ君の案内で、打ち上げ二次会は十三ならではの飲み屋へ、函館くんと。ライブとは、詩とは・・・何をどう話したか忘れた(笑)。




★4/28 滋賀堅田HUCKLEBERRY
滋賀でライブは初めてだし、大津市だが中心地とは離れている堅田という街を知らなかった。駅そばにある店はライブのためにあるような建物。東京じゃちょっと無いよなぁ。
着いたら店の前でリハ以上に「バーベキューやろうや!」ノリで驚いた。初の近江牛を頂いちゃった(*^v^*)
バーベキュー大会を抜け出し、せっかくだから初琵琶湖へ。途中の道の看板「堅田・湖族の郷」。湖族とは・・・。
店から歩いて15分位で琵琶湖畔へ。港があり、こりゃ海だね。また独特な暮らしがあるんだろう。一番の琵琶湖自慢はモロコだそうな。小魚だがなかなか獲れない、ワカサギより美味しいらしい。食いてぇ・・・

ライブ、4バンド中3番目に一人で演らせてもらった。「野良牛の冒険」の後に、近江牛に感謝を込めて「キムチのムチ・近江牛編」を。アンコールまで頂き(全バンドアンコール有り・笑)。
そしてトリの東京ベロ毒素、本日のバーベキュー他仕掛け人達。東京とは関係無いfrom滋賀(笑)、毒と娯楽が一体となった大人のロック・パンクだなぁ。
堅田は安宿が無いので、終電で京都へ。祇園のゲストハウスで二泊する。





★4/29 京都祇園Silver Wings
昼は祇園観光。GWなので人が多い、特に学生と外国人。その中を黒い服の細い男が一人、ズンズン歩き回った。
聖徳太子ゆかりの八坂の塔のすぐ裏に妖しい土塀アートを発見。観光客は「怖い〜」と遠巻きに通っていたが、歴史の街にも変人は居るなぁ挑んでいるなぁと、ニヤニヤした。「撮影する方は著作権料¥100をここに」とあるのも、許せた払った。
清水寺に初めて入ったが、凄ぇな。当時これを建てた人間パワーもだけど、自然も生きてるのが良い。いつかあの舞台で月を見ながら4〜5人位で酒飲みたいなぁ・・・。
ゲストハウスに戻って一休みしようとしたら。二段ベッド下の若い白人男が上の俺ベッドやらハシゴまで洗濯物をかけていて。さすがに「イッツ、ノウ!アイキャント、ステップアップ、マイベッド。オーケー?」と言ったが全く通じず。宿の人が通訳に入ると「オー!オッケイ、サンキュー!」と。ソーリーは無かった・・・、というか俺の英語力に凹んだ f(~,~;)

Silver Wingsは昨年に続き2度目出演。今回は地元の若手勢いのあるバンドの日に直前に混ぜてもらった。
ソロは俺一人でトップ、最年長(笑)。だが連続ライブ4日目ともなると、あまり意識しない。今日一日あった事で使えるネタを探すくらいか?
Old Family Shop、気持ち良いギターポップ。鴨川の歌、良かったなぁ。
telphonia(写真)、なんでも有りなバカバンドなんだが、実は歌がマジ。
REVIVALCITY、完成度高い今のJ-Rock。デビューするかもね。俺的には三兄弟バンドなのが興味深かった。
終わって各出演者と話せたのと、店長と話せたのは初。温かい夜な方向だったが、
年配の業界風?なお客さんが「チバさんガツンと来たで。でも歌がやりたいん?パンクがやりたいん?あとリズム、もっといろいろ欲しいな。足鈴は頭ばっかりやん」と。
さすが京都!
歌物もパンクもやるし、凝ったリズムをやる気は無い。その分もっとガツンと行ぐ。待ってろじゃ祇園

夜中は近所の八坂神社付近を散策。夜中の京都はガラッと表情を変えて、静かに闇にさらわれそうだ・・・妖しくて好き。



続く