渋谷アピア・最後の日

d-chiba2009-06-21

渋谷アピアは40年の歴史を持つ老舗のアコースティック系ライブハウス。
俺も13年前から出演を続けてきた。
そのアピアが今日で、歴史に幕を降ろすのである。
来月に、学芸大学に移転して「アピア40」として再出発するので、悲しい終わりじゃないんだが。
「渋谷のこの建物、この空間」が消える事への、感傷はやっぱりあったな。
それにしても、この最後の日に出演させてくれたアピア!そして集まってくれた沢山の人達!!
感謝感激でした。
起きて風呂に入り、しっかり飯を食って、弦を張り換え、2時過ぎにアピアへ。
ミチロウさんとトシさんがリハ中。
次に俺。ミチロウさんが観ていて本番並に緊張(苦笑)。

3時半開場。広い店じゃないが、すぐ人でいっぱいに。外は明るい。お祭り感と厳粛さが入り混じる。
4時開演。
トップ〜耕時。
俺がアピア出始めた頃から、弾き叫び系の男同士でしのぎを削ってきた、ライバルでもあり戦友でもあり。
2番目・青木マリ。
彼女は俺がソロを始める直接のきっかけになった人。アピアに出るきっかけも。
彼女のソロを13年前に初めて観て、すごく悔しかったんだ。
3番目・チバ大三。
滅多に無いくらい、良い緊張感で出来た!最後の曲「アピアママ」は、ピアノに田中眞紀子さんをゲストに招き。こちらはリハ無しで臨んだが、気合で乗り切った。
大役をどうにか果たせた!
4番目・牲捜。
彼女も、俺が13年前に青木マリ・ソロをアピアで観た時にトリ出演していた人で、歌への想いを込めるパワーが衝撃だった。
こんな連中がブッキングライブに普通に出ている渋谷アピアって、ナンなんだ!?と焦ったのだった。
牲捜が終わって前半部終了、休憩。6時半頃、外は小雨混じり、まだ明るい。
建物をボーっと見ながら過ごす。(写真)


後半部開始。
5番目・小池真司。絶望ギリギリの歌、言葉たち。ある意味アピア中のアピアな人。
6番目・マル秘ゲストの斉藤和義。一気に会場が盛り上がり。ナマで観たのはもちろん初めて。さすがメジャー第一線、無駄のない揺るぎなさが光るなぁ。
トリ・遠藤ミチロウ+石塚俊明。14年前、初めてアピアに来たのは、スターリン以降にアコースティックを始めたミチロウさんを観る為だった。正直あの頃は「またバンドやれば良いのに」と思った。今は全然思わない、ミチロウスタイルが確立されている。
ミチロウさんがアコースティックを始めたきっかけは、アピアの誘いがあったかららしい。それから毎月1度はライブをここでやっている。ミチロウさんの渋谷アピアへの想いも並々ならぬモノがあるだろう。
エンディング。ミチロウさんの招き&司会(笑)で、全出演者&アピアスタッフが舞台へ。一人一言。
そして全員で「仰げば尊し」を大合叫!
また俺はハシャギ過ぎちゃったな…
終演、夜10時過ぎ。その後大宴会。話は尽きない尽きない〜ミチロウさんともアピアマスターとも、今までで一番話したかもな。
フラフラになった俺は、家が近所の青木マリとタクシーで、夜2時頃に帰路へ。
家に着いて、打ち上げの打ち上げ、一人でもう一杯飲み出して、あと記憶無し…